台北、日本食品巡りデモ
[ 282字|2016.12.29|社会 (society)|ASIA WATCH ]
台湾が東京電力福島第1原発事故以降続けている日本産食品の輸入規制を巡り、野党、国民党による規制緩和に反対するデモがこのほど、台北市内で行われ、洪秀柱主席は「日本と人民の健康を取引しようとするのか」などと与党、民主進歩党(民進党)の蔡英文政権を批判した。隣接する新北市で開かれた日本産食品を巡る公聴会は規制緩和反対派の激しい抗議で中止となった。
蔡政権は規制緩和の意向を示唆していたが、見通しは不透明になっている。
台北市中心部、中正記念堂前には約7千人(国民党発表)が集まり、「子どもの命を守れ」「蔡総統は辞めろ」などと書いたプラカードを掲げた。(共同)