台湾、野党系企業公有化へ
[ 253字|2016.12.1|社会 (society)|ASIA WATCH ]
台湾で政党の不正な資産の回収を目指す行政院(内閣)の「不当党産処理委員会」は11月30日までに、野党国民党が100%出資する投資会社、中央投資と欣裕台の2社を「不当な資産」と認定し、公有化する方針を決めた。
国民党は主要な収入源を断たれることになり、「政治的抹殺行為だ」と猛反発、行政訴訟を起こして徹底抗戦する構え。
同委員会は、2社は国民党による独裁政権時代、主に政府の補助金を基に設立されたとした。台湾紙によると、2社の総資産額は少なくとも156億台湾元(約550億円)に上るという。(共同)