トランスアジア航空が解散
[ 292字|2016.11.24|社会 (society)|ASIA WATCH ]
台湾の中堅航空会社で、日本と結ぶ路線も展開しているトランスアジア(復興)航空は22日、臨時取締役会を開き、経営悪化を受けて会社の解散を決めたと発表した。同日以降、日本への路線を含め全便で運航を取りやめた。資金繰りが困難になっており、事実上の経営破綻となった。
同社幹部は、29日に満期を迎える社債が資金不足のため償還できない見通しだと説明した。
トランスアジア航空は1951年に台湾で初めての民間航空会社として設立された。エアバスの小型機A320シリーズなどを使い、日本路線としては札幌(新千歳)、旭川と函館、仙台、成田、関西の各空港と台北を結ぶ路線を運航してきた。(共同)