九電工、太陽光を効率利用
[ 361字|2016.11.24|社会 (society)|ASIA WATCH ]
九電工は、インドネシア東部の離島、スンバ島に太陽光発電と蓄電池を組み合わせた環境負荷の低い発電システムを2017年度に導入する。環境問題への関心が高まる中、太陽光を効率的に利用し、ディーゼル発電からの転換を促す。現地でノウハウを積み、インドネシア全土での展開を目指す。
事業はスンバ島西部の15万人が居住する地域で実施。九電工によると、島は大規模発電施設が少なく、主に重油を燃料とするディーゼル発電に依存。重油の輸送コストの低減や、二酸化炭素の削減が課題となっている。
導入する発電システムでは、インドネシアの政府機関が保有する既存の太陽光発電施設(出力400キロワット)の電力を自動制御。余剰分を蓄電池(容量1152キロワット)に蓄えた上で、電力需要が多い夜間などに送電し、ディーゼルの発電量を減らす。(共同)