豪バックパッカー税19%に
[ 265字|2016.10.4|社会 (society)|ASIA WATCH ]
オーストラリアのモリソン財務相は9月27日、同国で働きながら勉強できるワーキングホリデー制度を利用する外国からの若者の所得に課税する通称「バックパッカー税」の税率を19%とし、議会に提案することを閣議で決めたと明らかにした。来年1月実施を目指す。
現在は1万8千豪ドル(約140万円)までの所得は非課税で、政府は当初32.5%のバックパッカー税を計画。果物の摘み取りなどの労働力を当てにする農業業界がワーキングホリデー制度の利用者が減りかねないと反発し、政府は3万7千豪ドルまでの所得に19%の課税へと方針変更した。(共同)