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　国営ベトナム通信によると、昨年の成人の喫煙率は2010年の22.5％から23.8％と1.3ポイント上昇、調査開始以来、最も高い喫煙率となった。政府は早急に公共施設での禁煙など、たばこ規制に関する法令の強化やたばこ税の引き上げを検討するとしている。

　調査によると、男性の昨年の喫煙率は45.3％で10年の47.4％から低下しており、全体の上昇は女性の喫煙率上昇が要因とみられる。また都市部は10年の47.4％から昨年は45.3％に、職場は55.9％から42,6％に、公共交通機関は34.3％から19.4％にいずれも低下した。

　世界保健機関（ＷＨＯ）によると、ベトナムでは毎年40万人がたばこの害によるとみられる原因で死亡している。（ＤＭＳ）