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　運転免許なしで乗れる電動キックスケーターが急増しているシンガポールで、このほど歩道を走る電動スケーターにぶつかった女性が転倒して意識不明の重体となった。

　地下鉄や職場に持ち込める便利さで人気となり、利用者は推定２万人に達したが、歩行者の安全確保を求める声が強まっている。

　日本など多くの国は、電動スケーターで公道を走るのを事実上禁止している。しかし、国土の狭いシンガポールは自動車の数を減らすことが至上命令で、電動スケーターに一律の規制はかけていない。製造業界では、最高時速を25キロに制限するなどの自主規制を定めているが、年齢制限は今のところなく、子どもも塾通いや遊びに使っているという。（共同）