スズキがマレーシア車に関心
[ 319字|2016.9.27|社会 (society)|ASIA WATCH ]
経営危機に陥っているマレーシアの国民車メーカー、プロトンとの提携に、スズキとフランスのプジョー・シトロエン・グループ(PSA)、ルノーの少なくとも3社が関心を示している。ロイター通信が報じた。
報道によると、プロトンは今年、世界の20社近くのメーカーに提携を打診。親会社のDRBハイコムは、プロトンの株式の過半数を外資に売却する選択肢も排除していないという。
プロトンは、1980年代に当時のマハティール首相が提唱した「国民車構想」によって政府の後押しで設立された。当初は三菱自動車と協力し、93年には74%のシェアを誇った。しかし品質問題や外国車との競争激化で売り上げが減少。2015年のシェアは15%まで落ち込んだ。(共同)