カンボジアに日本式病院
[ 357字|2016.9.22|社会 (society)|ASIA WATCH ]
日本医療の海外展開の一環として日本政府が設立を支援してきたカンボジアの病院が首都プノンペンに完成し、20日にフン・セン首相らが出席して開院式典が開かれた。
「サンライズジャパン病院」で、北原国際病院(東京都八王子市)などが設立。設備だけでなく、医療技術などソフト面の移転も含めた「日本の病院をまるごと輸出する」(北原国際病院)試みとしている。全50床で、救命救急センターなどを設置。日本人医師や日本で研修を受けたカンボジア人スタッフらが常駐し、健康診断などを含む日本の水準の医療サービスを提供するという。
式典であいさつしたフン・セン首相は「外国投資家や旅行者の信頼獲得、ひいてはカンボジアへの投資増加につながる」と開院への期待を表明した。小田原潔外務政務官が安倍晋三首相のメッセージを代読した。(共同)