鉱山開発解禁を非難
[ 312字|2016.8.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カピス州の環境保護団体はこのほど、同州が50年間の大規模鉱山開発を禁止した措置を撤回したことを激しく非難した。同州は1999年に鉱山開発を15年間、一時停止する布告を発令、2002年に禁止期間を50年に延長する修正を行った。
ところが州の検討委員会このほど、禁止措置を解除すると公式に発表。環境団体は、開発禁止は環境保全を訴える市民の力で勝ち取ったもので、「密室で禁止解除を決めた背信行為だ」と厳しく批判した。
これに対し、デルロサリオ知事は「解禁はオーストラリア資本の鉱山会社がある地元のマヨン町から要請があった」と述べるとともに、地域経済の活性化や雇用創出につながると説明している。(25日・インクワイアラー)