礼拝堂の修理進まず
[ 319字|2016.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イロイロ州サンホアクィン町にある共同墓地の礼拝堂が盗掘団によって破壊されたまま3カ月間、修理も進まず、立ち入り禁止状態が続いている。墓地は1892年に造成、礼拝堂を含む一帯は国の文化財に指定されている。
観光担当者によると、盗掘団によって共同墓地はかなりの範囲で発掘され、礼拝堂の壁も破壊された。修理のため技術的な検討が加えられているが、結論は出ておらず、予算措置もまだだという。
盗掘事件では容疑者10人が逮捕されたが、保釈金を支払い釈放された。首謀者は町の教区の元司祭で国家遺産を破壊した罪で起訴される見通し。ただ背後には資金を提供している黒幕がいるとみられているが、手掛かりはつかめていないという。(6日・インクワイラー)