供与農地を売却
[ 311字|2016.5.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
サンボアンガ半島地域で農地改革計画によって農地を供与された受益農家が農地を売却していたことが分かった。農地改革委員会によると、2015年5月から16年4月までの間に発行した農地移転の許可は千件に上り、すでに譲渡されたか、譲渡手続きが進行中という。
委員会は購入者が農地改革計画の利用資格があるかどうか、また売却農家の未償却分を引き継ぐ意思があるかどうかを審査したという。農地の平均は1・6ヘクタールで償却期間は30年。
農地を売却した農家は改革の適用資格を失う。委員会は、農地は農業生産のため供与されたもので、これ以上の売却農家は出ないとしており、非売却農家には農業器具や生計で援助するという。(17日・スター)