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4月11日のまにら新聞から

人工降雨には否定的

[ 317字|2016.4.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

 エルニーニョ現象による干ばつ被害に対応するため、農務省は人工降雨も視野に入れて被災地への物資両面での支援策の実施に乗り出そうとしている。ところがビサヤ地方イロイロ市にある農務省地方事務所では、人工降雨には否定的な声が聞かれる。

 「もし、人工降雨で大量の雨がメロンやマンゴーなどの夏季果物や、夏季野菜に注がれるなら、それは問題だ。もともと夏季の果物や野菜には大量の雨が不要だから」。そう話すのは、同事務所長のトレド博士。

 一方、気象庁のビサヤ地方担当のタバタ技官は、人工降雨を貯水しておくダムがあればこの課題は解決するとの見解である。そのためには、政府が5900万ペソ程度を用意する必要があるという。(6日・ビジネスワールド)

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