赤潮再発にやきもき
[ 299字|2016.3.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
赤潮の発生で禁止されていた貝類の漁が1月末に解禁されたため、ビサヤ地方アクラン州アルタバス町に住む主婦、ソニア・フランシスコさんは、胸をなでおろしている。
昨年11月に漁が禁止される前までは、フランシスコさんは、カキの採取で日に150〜200ペソの稼ぎがあった。ところが禁止以降は、代わりに焼きバナナなどの販売で毎日の糧を得なくてはならなかったからだ。
もっともフランシスコさんは、次の赤潮がいつ発生するか、気が気ではない。比大海洋学研究所によれば、エルニーニョ現象が今後数カ月内に再び起こるとの予想がなされており、そうなれば再び赤潮が発生する恐れが強いという。(1日・インクワイアラー)