東ビサヤの失業率改善
[ 297字|2016.2.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ヨランダで壊滅的な被害が出た東ビサヤ地方の失業率が、2014年の5・6%から、昨年は5・3%へと改善した。
労働雇用省の東ビサヤ地域事務所の担当者は「小数点以下の改善とはいえ、被災から着実に経済が回復している証し」と歓迎している。
失業率の改善は、被災からの復興事業により、この地域の主要産業である小売やサービス業分野での雇用増進につながったのが主な要因とみられる。
一方で、労働時間や日数が一定の基準に達しない不完全雇用は、依然高いとみられる。この担当者は「大統領選挙で一時的な雇用の増大が見込まれる」として、不完全雇用面での改善にも期待を寄せている。(23日・ブレティン)