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1月18日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 584字|2016.1.18|社会 (society)|ハロハロ ]

 連載している全国紙のコラムに女優が執筆した「おみくじの話」に痛く同情した。京都の神社で大凶を3回も連続して引き当て、さすがにめげたという話だ。わざわざ参詣に来たのに大凶はないだろうと、再度引くとまた大凶。もう引き下がれないと3回目に挑戦したら、また大凶というから怒りたくもなる。以後、おみくじを敬遠してきたが、今年の初詣で何年ぶりかに引くと、予想もしていない大吉が出た、と喜んだ。

 このおみくじ話、同じような苦い体験談を昨年、知り合いから聞いたことを思い出した。東京の寺院で初詣におみくじを引いたら、3回も連続して凶が出た。縁起が悪いと境内の別の場所で4回目を引いたところ、また凶だった。テレビの特番では5回連続して凶が出たと嘆いていた人もいた。聞く方は笑い話で済むが、3回も4回も連続して大凶や凶に取り付かれたら、けたくそ悪いし、正月の気分が良いはずもない。

 今年、わが家も2カ所の神社に初詣に出掛けた。例年通りおみくじを引くと、最初が大吉、2カ所目が吉。家内も吉と大吉を引き当ててご満悦だった。吉の2枚は神社が違うが、番号は同じで「36番」。珍しいと思って中身を読み比べると、運勢から占いまで縦横の紙片の違いはあるが、文面は全く同じ。吉凶の順序や箱に入れる比率は神社ごとにまちまちともいわれるが、別々の神社の同一番号を見たのは初めてだ。(富)

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