花火が売れない
[ 319字|2016.1.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地域セブ州のラプラプ市で年末年始の花火や爆竹売りで生計を立てているエレナ・バカルソさんは、今年は商売上がったりで表情がさえない。
というのも例年なら、新年を迎える前に仕入れた爆竹は売り切れるはずだが、今年は「在庫の山」になっているという。「人々は花火や爆竹に興味をなくしたか、値段が高くて買えないと思っている」とこぼしている。
市から営業許可を取得している花火業者は通りに店を構え、無許可の業者は違法花火を行商で販売する。この時期、15年営業している花火店主は「もしドゥテルテ・ダバオ市長が大統領になったら、強権発動してきっと爆竹禁止にするだろう。そうしたら商売は上がったりだ」と話している。(29日・ブレティン)