台風パブロから復旧
[ 325字|2015.12.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
2012年に大型台風パブロの直撃を受けたミンダナオ地方コンポステラバレー、東ダバオの両州では、3年たった今、小作人を使って細々と農業経営をしている零細中小業者の90%以上が台風前の状態に復旧していることが、貿易産業省の調査で分かった。
両州にはこうした零細農業経営が4万5千あるが、全滅状態になったバナナやゴムの木の植え付けが100%近くまで終了。また東ダバオ州では、従来の作物から、もっと付加価値の高い香辛料のトウガラシの栽培に転換、生産もいくつかの業者が共同で行い、収入増を実現することも始まっているという。
東ダバオ州ではココナツが高収入への道とされ、零細中小業者は将来ココナツへの転換を図りたいとしている。(7日・ビジネスワールド)