人身売買が多発
[ 321字|2015.11.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市周辺では、若い女性をだまして人身売買のえじきにする犯罪が増えており、政府機関である人身売買取締本部が調査を始めた。
若い女性をリクルートする手配師はコタバト州や南ラナオ州マラウィ市からダバオ市に来ており、北ダバオ州の女性のケースでは、借金を返済できるいい働き口があると持ち掛けられ、マラウィ市に連れて行かれ、家に住み込ませて長時間労働をさせていた。
取締本部の調査では、本人に十分な説明をしないまま、同意を得ずに連れて行くケースがほとんど。10代の女性たちが売春を強要されているという。捜査に着手しようとしても、証言者を欠いたり、家族の協力が得られないなど、摘発しにくいという。(9日・ビジネスワールド)