先住民への暴力続く
[ 327字|2015.10.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方南スリガオ州リアンガ町では先住民族のルマド族が政府系民兵からたびたび暴力を受けており、ルマド族は近郊のシェルターに避難を余儀なくされている。
フィリピン赤十字によると、今回避難してきたのはルマド族の約千人で、うち400人のほとんどが10歳以下の子供たちという。ルマド族は9月にも民兵からひどい仕打ちを受け、避難民はこれまでで4千人以上に達している。
シェルターにはタンダグ市の各種スポーツ施設が提供されており、比赤十字が食糧、毛布のほか医療関係者も手配。また近隣のダバオ市やザンボアンガ市が給水車を提供して先住民族の生活を支えている。両市当局は政府がルマド族に永住の地を世話するしかないと話している。(9日・インクワイアラー)