引退宣言後も波紋
[ 323字|2015.9.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
来年の大統領選不出馬を表明したドゥテルテ・ダバオ市長には依然として待望論も根強く、去就に関する情報が乱れ飛んでいる。ベテラン記者が「出馬断念は市長が喉頭がんを患っているため」と情報発信したが、同市長は13日の定例テレビ番組でがん説を否定、「仮にがんだとしても出馬資格がないわけではない」と述べた。市長のスポークスマンは「あの記者はビナイ副大統領支持者」と決めつけた。
同市長は不出馬宣言後、首都圏マニラ市で開催予定だったタクシーやジプニー運転手を中心とする大集会をキャンセルした。しかし、同TV番組の最後に「幕が下りるまで何が起きるか分からない」と、オペラの一節を引用した慣用句で締めくくって、出馬問題に含みを残した。(14日・ブレティン)