不法伐採を再利用
[ 308字|2015.8.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
環境天然資源省西ビサヤ事務所は、西ネグロス州での不法伐採で押収され、放置された2500万ペソ相当の丸太を小学校の机や椅子に再利用することにした。
大量の丸太は、西ネグロス州の山岳地帯などで実施されている政府の「国土緑化プログラム」の植林状況についての定期検査で摘発された。不法伐採はイスラム過激派の活動資金にもなっている。同省西ビサヤ事務所と小学校を管轄する教育省の出先事務所が協力、丸太の再利用で合意した。今後は職人の手で机や椅子に工作され、パナイ島など辺地の小学校に贈られるという。
提供される木材には、2年前の台風ヨランダで倒木になったまま放置されている丸太も活用されるという。(24日・ブレティン)