ゲリラ生活に嫌気
[ 327字|2015.8.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北東部のブトゥアン市近郊に駐留する国軍部隊によると、フィリピン共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)のゲリラ戦士がこのほど、山岳地帯の「隠れ家生活」にほとほと疲れ果てたと自発的に投降してきた。
リチャード・カガヤンと名乗っており、M16 ライフルと多くの銃弾を持参しての投降という。アグサンデルスル地方の山林でキャンプや隠れ家を転々としながらゲリラ闘争を続けてきたという。
国軍の事情聴取に対しては「本当に疲れた。別れたままで長い間会っていない愛する家族のことが恋しい」と憔悴しきって話している。
カガヤンはゲリラ闘争の戦術や配置状況について全容を供述しており、今後の国軍のパトロール活動に役に立つという。(10日・ブレティン)