セブを海洋保全区域に
[ 324字|2015.6.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方のセブ州など4州の知事がアキノ大統領に、ビサヤの自然豊かな海域1万平方キロをフィリピンの「海洋保全区域」に指定し、保護を強化するよう求めている。
新たな試みを持ちかけたのは、セブ、マスバテ、イロイロ、西ネグロスの4州の知事ら。セブ州のバンタヤン島で開かれた「第7回ビサヤ海サミット」で「数十年のうちに海の自然破壊が進み、フィリピンの大切な海洋資源が絶滅の危機に瀕している」との声明をまとめ、国や議会に海洋保全区域の指定を働き掛けることを決議した。
5月にはイロイロ州の海で7人の男が禁じられている漁法で違法操業を行っているのが摘発され、漁船が押収され、拘束される刑事裁判が起き、自然破壊も進んでいる。(10日・インクワイアラー)