故郷に錦の海兵隊員
[ 306字|2015.5.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地域のイロイロ州で育った米海兵隊のアラン・ティロル軍曹が、比米合同軍事演習「バリカタン2015」に参加し、故郷に錦を飾った。
フィリピン人の父と、アメリカ人の母との間に生まれたティロル軍曹は、2013年にビサヤ地方を襲った超大型台風ヨランダの大被害を知って、故郷に救援に向かえず、地団駄を踏んだという。このため海兵隊司令官に今回は「バリカタン」の一環の災害対策訓練に特別志願し、故郷のイロイロ州パナイ地方で避難訓練の支援や台風で壊れた小学校の修復を行うなど故郷に貢献できた。軍曹は「パナイの人々を助けることができ、故郷は最高」と地元の方言を流ちょうに使ってうれしそうだった。(27日・ブレティン)