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　ミンダナオ地方ジェネラルサントス市に住むマルリト・ソリアノ君(17)は、念願がかなって米ボストンのノースイースタン大に留学する。

　マルリト君は昨年、高校を成績優秀で卒業した。米国の大学に留学するのが夢だったが、それは不可能だった。６人兄弟の長男で、父親はトライシクルの運転手。家は貧しく小学校時代は食事せずに通学していた。米国留学など無理な相談だった。

　ところが吉報が舞い込んだ。国際コンテナ・ターミナル・サービス社が奨学金と滞在費を出してくれることに。条件はノースイースタン大の入学試験のパスと、卒業後２年間フィリピンの企業で働くこと。マルリト君は見事試験に合格、一家の期待を背に４年間米国留学する。（28日・インクワイアラー）