ダバオでIT人材不足
[ 322字|2015.2.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方の中心都市ダバオ市は情報通信(IT)産業に従事する人材の不足に悩んでいる。
人口150万人を抱えるダバオ市には近年、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業の進出が目覚ましく、市のダバオ投資促進センターのコルテス部長によると、コンピューターによるアニメ制作やグラフィック制作のほか、デザイン技術関連の企業など工業団地で50社をはるかに超えているという。
しかし、BPOの健康保険業務やIT技術が必要なデザイン製作のできる人材が払底している。IT技術の即戦力になれるのは、ダバオ地域の大卒者の5%にとどまっている。今年は9千人が必要になるという試算があるが、雇用確保にはほど遠いという。(4日・ビジネスワールド)