水牛連れて違法伐採
[ 330字|2014.12.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
北部ミンダナオ地域の南スリガオ州ビスリグ市の市警察は、ラワン材の違法伐採を続けていた地元の男5人を逮捕し、製品になったラワンの板330枚と、いっしょに連れていた水牛2頭を押収した。
逮捕されたのは、首領格の50歳の男と20代前半の若い男たち4人。ラワンの丸太を山中で伐採した後、トラックが通る山道まで引っ張り降ろすために、水牛2頭を交代で使っていたとみられる。
違法伐採は、樹木が1本も残らないほど根こそぎ伐採するため、山の保水力が落ちて少しの雨でも地滑りが起きたり、洪水が起きやすくなり、山の麓にある村落が大きな被害を受けるという。警察は摘発に力を入れているが、高級材として取引されるラワン材の違法伐採はなかなか減らないという。(2日・ブレティン)