辞めない前市長
[ 324字|2014.12.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方の南ダバオ州マタナオ市のフェルナンデス前市長は、2010年に起きた地元ジャーナリスト殺害に仲間とともに関与したとして裁判所が逮捕状を出し、本人は即日入院したが、その後も「市長の座を明け渡すつもりはない」とがんばっている。
入院後に内務省地方事務所は「入院したら市長の役割は果たせない」として、副市長のジャベロナ氏を新たに市長に任命する人事を発令した。しかし、フェルナンデス氏は殺人事件の確定判決が出るまで市長職を降りないと宣言。市の職員らは仕事上でどちらの言うことを聞くべきか困っているという。
殺人事件の主犯格の南ダバオ州の前知事は現在、拘置所に服役しているほか、犯人の2人は指名手配されている。(2日・インクワイアラー)