エボラでなくマラリア
[ 316字|2014.11.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西アフリカのナイジェリアから中部ビサヤ地方セブ市を訪れたナイジェリア人男性が、高熱を発して10月28日にセブ市の病院に入院、エボラ出血熱ではないかと大騒ぎとなった。
この男性は最初は個人病院に入院したが、医者の診断でエボラに似た症状があったとして、厚生省セブ事務所に通報が来た。すぐに血液を採取し、専門病院でエボラウイルスの有無の検査が始まった。
またセブ検疫事務所はこの報告を受けてマクタン・セブ国際空港に着陸する国際線の乗客の検疫をさらに強化するなど、最高の警戒態勢を連日とった。
数日後に検査結果が出たが、男性はマラリアによる高熱と判明。病院や検疫など関係機関一同は胸をなでおろしたという。 (5日・ブレティン)