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　ミンダナオ地方西ダバオ州のカティールで10月28日、同地方有数の大規模かんがい用ダムが完成、開所式が行われた。ダムの稼働により、安定的なコメの収穫が期待できるという。

　台風パブロが２年前に南ミンダナオを襲い、大きな被害が出ていたが、世界銀行がミンダナオ開発計画の一環として工事費２９００万ペソを支出、３年がかりで工事完成にこぎつけた。

　下流の１６００ヘクタールに水が豊富に供給されるため、安定的なコメの収穫が確保され、数百万本ものココナツの木も順調な成長が見込まれるという。

　コメの収穫量は大規模かんがいで１ヘクタール当たり２００袋が見込めるようになるという。（10月29日・インクワイアラー）