禁漁で3万人失業
[ 311字|2014.10.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方西部のサンボアンガ市にあるイワシ加工工場の従業員3万人は11月から来年3月まで失職の憂き目にあいそうだ。
イワシの産卵期は毎年12月から3月までだが、漁業海洋資源庁がイワシの資源保護を重視、今回は前倒しして11月半ばから3月までのイワシの全面禁漁の方針を固めた。
サンボアンガ市にはイワシ加工の大手12社が集中している。イワシの缶詰は人気の健康食品であり、漁師や工場従業員はイワシのおかげでうるおっている。
イワシの豊かな漁場はサンボアンガ市沖から南に広がるスルー海、さらに南のタウィタウィ海にある島々の広い海域で、長い期間の禁漁は関係者にとって大きなダメージとなりそうだ。(6日・ブレティン)