目にあまる職務怠慢
[ 309字|2014.7.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地方のイロイロ州で、環境天然資源省の同州ディングル地方の森林を管轄している女性環境保護官がこのほど、重大な職務怠慢でけん責処分を受けた。
処分の内容は、州内の国立公園で5月3日、この地方に原産する貴重な樹木35本が不法に伐採された事件で、職務怠慢により2500万ペソ(約6千万円)の被害を国に与えたというもの。
この不法伐採ではディングルの国家警察が男ら6人を逮捕したが、同保護官は法律が定める拘留期間内に検察局に送検しなかったため、罰せられないまま6人全員は釈放となった。
事件の1週間前にも、村長が不法伐採に気付き通報していたが、同保護官はこの時も動かなかったという。(15日・ブレティン)