「巡回教室船」が開校
[ 301字|2014.6.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方イスラム教徒自治区のスルー、バシラン、タウィタウィの3州で、離れ小島や町から遠いところに住んでいる住民の子供たちのための「巡回教室船」が開校した。
この試みは国際支援機関と比政府の共同のプロジェクトで始まったもので、船の甲板には細長い教室がバラックづくりで設置され、暑くないように立派な窓も付いている。
先生が船に乗り込んで漁村や離れ小島に移動しながら子供たちに授業を行う。
しかし、このほど稼働した「巡回教室船」は7隻だけ。このほかさらに3隻の「巡回教室船」が近く完成するが、対象となる小学生は約4万人はいるとみられ、船の数が圧倒的に足りないという。(16日・ブレティン)