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　ミンダナオ地方ダバオ市と近郊で、自然保護のため鉱山の操業を禁止しようという計画が浮上している。

　ダバオ市は面積ではフィリピン最大の都市で、豊かな自然に恵まれている。しかし近年は、多くの業者が入って鉄などの鉱物資源の乱獲を続けており、緑が破壊され、乱開発で土が露出して土砂崩れや洪水など自然災害の被害が拡大するなど、問題になっている。

　このためダバオ選出の下院議員４人が、連名で「ダバオでの鉱山開発を禁ずる法案」の提出へ向けて動き出した。法案は鉱山開発の全面禁止のほか、既存の鉱山も２年以内に操業を停止するよう義務づけており、違反した業者には６〜12年の禁錮刑と罰金50万〜１００万ペソを科すとしている。（３日・スター）