サリサリ再建で復興
[ 324字|2014.5.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ヘアケア製品などで知られる国際的な一般消費材メーカーのP&G(本社・米国)は、台風ヨランダで被災し閉店してしまったビサヤ地方の3千軒ものサリサリストア(雑貨店)を再建させるため、店頭に並べる各種の商品提供を行っている。
サリサリストアはフィリピンの地方住民の生活基盤を支える核ともなっており、閉店は村落や町の崩壊につながる。
P&Gは、ビサヤ地方のレイテ州タクロバン、オルモック両市やセブ州北部などで、「プロジェクト・ホープ・ストア」作戦と銘打って第1、第2段としてサリサリ861軒に生活用品を無料配布。第3段は街のキオスクのオーナーに商品を寄贈する計画で、これまでの寄贈額は計7千万ペソ(1億6300万円)になる。(19日・ブレティン)