違法伐採材を有効活用
[ 310字|2014.5.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
環境天然資源省の地方事務所はこのほど、頻発している山林の違法伐採で、当局が摘発した際に押収した材木を、避難民の仮設住宅の建設に使ってもらうため、ミンダナオ地方南スリガオ州ビスリグ市に寄贈した。
大量の材木は、押収されたまま同事務所敷地内に眠っていたもので、計797本、容積量で152立方メートルある。仮設住宅用の建材として利用するほか、良質の材は加工してテーブルやイスなどの家具をつくることができるという。
違法伐採とはいえ、法律に基づきいったん国に押収された物のため、環境天然資源省の事務所長がビスリグ市のナバロ市長と「放出の覚書」(MOA)を交わす手続きがとられ、有効活用が実現した。(19日・ブレティン)