台風ヨランダ(30号)
[ 351字|2014.5.25|社会 (society) ]
レイテ州タクロバン市で避難訓練が実施され、被災者ら約300人が参加した台風被災地で避難訓練
台風ヨランダ(30号)襲来で甚大な被害を受けたビサヤ地方レイテ州タクロバン市で、19日から23日まで5日間の日程で避難訓練が実施され、被災者ら約300人が参加した。
訓練は、タクロバン空港に近いバランガイ(最小行政区)88の住民が対象で、タクロバン・コンベンションセンターまでの約5キロを、市から提供されたジプニーを使用し、15分以内に避難することを目標に実施された。
バランガイ88は太平洋に面しており、台風ヨランダによる高潮と暴風雨などで約1000人の住民が死亡した。
この訓練は、台風シーズン到来に備え、国際支援団体「オックスファム」が市当局の協力を得て、開催した。沿岸警備隊による高潮にのまれた被災者の救出訓練や、市当局によるハザードマップ利用方法に関する講習も行われた。