違法な砂採取で環境破壊
[ 327字|2014.5.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方イロイロ州のレガネスで、砂の採取業者がタラギス川の良質の砂を違法に大量採取して転売しており、堤防の破壊など環境への影響が心配されている。
この砂採取業者は地元のフランシスコ・カートン氏が所有する会社で、1日当たり350立方メートルから400立方メートルの大量の砂を河川敷から無届けで採取。採取した砂は毎日、船を使って同じ川沿いのギマラスまで運び、建設会社に売り飛ばして大金を稼ぐあくどい商法だった。
イロイロ州の検事局が事実関係の捜査のほか、カートン氏の関係する企業の登記書類の調査を行っている。大量の砂採取で河川の堤防が弱くなって川沿いの家屋の地盤が崩れる心配も出ており、近隣の住民たちは怒りまくっているという。(8日・ブレティン)