判事殺しタンデムの捜査
[ 324字|2014.3.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方サンボアンガ市で2月28日、助手席に夫人を乗せ自宅を車で出ようとしたレイネリオ・エスタシオ判事が、オートバイの2人組から銃を乱射され、殺害される事件が起きたが、警察は手口が大胆かつ事情を良く知る者の犯行とみて、背後関係を全力で捜査している。
同判事はサンボアンガ地裁で、複数の政治家が絡む汚職や過激派アブサヤフのメンバーが被告となった事件など問題の多い裁判を担当していた。警察によると、「タンデム」と呼ばれる2人乗りオートバイで後部座席の男が銃撃する犯行が増えており、証拠がないため多くが未解決。フィリピン商工会議所西ミンダナオ支部のソリバン会頭は「早く秩序を回復してもらわないと」と警察に求めている。(4日・ビジネスワールド)