観光損失は10億ペソ
[ 335字|2014.1.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ヨランダ(30号)被災により、東ビサヤ地域が失った観光収入は、10億ペソ規模にのぼるという。観光省東ビサヤ地域事務所が、過去3年間(2010〜12年)の実績を基に推計した。
ティオペス同事務所長によると、被災した同地域内のホテルは、13年末時点で68軒が閉鎖されたままで、部分再開したのは64軒、全館再開は18軒にすぎない。再開したホテルも宿泊客は、復興関連の国際機関の職員や、非政府団体(NGO)関係者などが多く、経営者の中には「彼らは観光客のようにカネを使わない」というぼやきも聞かれるという。
しかし、ティオペス所長は「タクロバン、レイテ、サマールの名が世界的に知られるようになった」と、今後の地域振興に期待をかけている。(14日・ビジネスワールド)