爆竹、花火の販売禁止
[ 330字|2013.12.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
クリスマス・シーズンを前にミンダナオ地方サンボアンガ市では、爆竹と花火の販売が禁止された。サラザール市長によると、先のサンボアンガ市街占拠事件で市民の間に起きたトラウマを少しでも緩和する狙い。市長は、禁止にあたり発表した声明でも「政府軍とモロ民族解放戦線(MNLF)の戦闘で、街中が発砲音や爆発音に包まれた」と、当時のもようを語っている。
こうした市当局の措置に対する市民の反応はさまざま。反対派は「爆竹や花火で市民はストレスを解消できるのに」「これでクリスマスや新年を祝う慣わしが失われる」。これに対して賛成派は、「あの戦闘を思い出すのはもうこりごり」「爆竹や花火を買うカネがあるなら、もっと大事な食料などを買ったら」など。(27日・ビジネスワールド)