イメルダ邸も破壊
[ 331字|2013.11.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スーパー台風ヨランダ(30号)は、イメルダ・マルコス元大統領夫人が宝石のように愛してやまなかった豪邸も破壊した。レイテ州トロサ町オロットの西太平洋を見渡す海辺にあった邸宅は、居室が17もある3階建てで、18ホールのゴルフ場も併設されていた。
執事のレオ・アサヨ氏は「竜巻のようなものが見えた途端に、巨大な高波が襲ってきた」と、当時を振り返る。アサヨ氏は窓わくの鉄格子につかまり、命をとりとめた。
邸宅は、元大統領の不正取得の疑いがかけられていたが、約3年前に最高裁の決定でイメルダ夫人の所有が認められた。18日に全壊した邸宅跡を訪れた息子のマルコス上院議員は、「破壊のもようは(母に)伝えたが、写真は見せられない」と話した。(19日・インクワイアラー)