台風直撃でコメ不足?
[ 323字|2013.11.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
猛烈な台風ヨランダ(30号)がビサヤ地方を横断したのを受けて、フィリピン国内でコメ不足が心配されている。同地方のコメ産出高は国内の約4分の1を占めるといわれているが、農務省の試算(速報)によると今回、6万7千ヘクタールの農地が被害にあったとみられる。
シンガポールのコメ取引業者らによると、ヨランダ襲来前には、2013年から14年にかけての比のコメ輸入量は150万トン程度の増加と見込まれでいた。しかし、「台風被害による減産に加え、被災地支援のための緊急輸入があるはず」と話す。
米農務省の統計によると、10年当時、比は世界最大のコメ輸入国だったが、12年から13年にかけての輸入量は約100万トン減少した。(12日・ビジネスワールド)