ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2013.8.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
洪水の一因は違法ため池
ミンダナオ地方サンボアンガ市では、最近の豪雨による養魚場や農地への洪水被害が甚大で、360万ペソに上ると推計されている。被害に遭ったのは、ボアラン、タロンタロン、マニカハン、パタロンなどの各村。被害の詳細は調査中だが、被害推計のうち、養魚など漁業部門への被害が290万ペソ、コメやトウモロコシ、野菜などの農地損壊が70万ペソになるもよう。
同市の顧問役も兼ねる農業専門家、ディスダド・パラキャット氏によると、こうした被害の一因は養魚目的の違法なため池で、他に違法な石切場による環境破壊も被害の遠因になっているという。被災者に対しては、農務省漁業・水産資源局(BFAR)が、合法的な養魚業者に限り幼魚などの支援を行う。(16日、ビジネスワールド)