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7月15日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 608字|2013.7.15|社会 (society)|ハロハロ ]

 今年もフィリピンから経済連携協定(EPA)に基づいて看護師・介護福祉士候補者が大勢やってきた。昨年まで就労前の語学研修は中部、関西圏が多かったが、今年は関東圏で行われたため、初日の開講式に顔を出した。研修生は介護福祉士候補者80人。第2陣以降、年々若年化して、今年の第5陣の平均年齢は25・2歳。第1陣の候補者に比べ6歳近く若返り、1年目からのインドネシア人介護福祉士候補者とほぼ同年代になった。

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 開講式後の初対面で思わぬ出来事に出くわした。受け入れ施設関係者とテーブルを囲んで、個別のミーティングが始まったが、候補者が1人もいないテーブルがあった。関係者に聞くと「だれも来ないのよ」と困惑顔。さぞや大騒ぎしてると思いきや、主催者側の担当者は「部屋に戻っちゃたかな」と慌てている様子もない。「さっきも言ったのに、何もしてくれないのよ」。対応のまずさに、施設関係者の怒りは収まらない。

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 ご当人は中国地方の社会福祉法人の理事長さん。「今回初めて候補者を受け入れるが、前回も直前にキャンセルされている」と苦笑い。会場内を探しているうち、お目当ての候補者3人が、別のテーブルに座っているのが見つかった。照れくさそうに移動してきたが、理事長さんらに声を掛けられ、ちょっぴり緊張ムードが和らいだ。対面直前に何が起こったのか、困惑していた理事長さんも、やっとほころんだ表情になった。(富)

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