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　台風パブロ（24号）の被害は海にも及び、フィリピン沿岸警備隊によると、６日現在、漁船18隻、漁民１１７人がミンダナオ地方の周辺海域で行方不明になっている。そんな中で、運良く救助されたものの、バナナ輸送船の行き先東京まで連れて行かれそうになった漁民３人がいる。

　３人が乗っていた漁船「ロルナ９」は３日未明、ミンダナオ地方北方の湾内で、台風の大波を受け、漂流を始めた。幸い、近くを航行していたバナナ輸送船に救助された。

　輸送船は６日、フィリピン沿岸警備隊に、３人を乗せたまま、東京に向かうと通報。沿岸警備隊は急きょ、警備艇を派遣して、３人の身柄を受け取り、故郷のジェネラルサントス市に帰郷させた。（７日・ビジネスワールド）