ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2012.12.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
7歳少女を救出
台風パブロ(24号)が猛威を振るったミンダナオ地方コンポステラバレー州ニューバタアン町で5日午前、同町の体育館に、泥の中から24時間ぶりに救出されたアイミー・サイソンちゃん(7)が、毛布にくるまれ担架で運び込まれた。山間部のへき地で被災、数人の村人と共に救出された。低体温症にかかっており、胸や腹部の痛みを訴えているとフィリピン赤十字社のボランティアは言う。状況を尋ねても、少女は「お腹がへった」とつぶやくだけ。
体育館の外には犠牲になった住民の遺体が並べられ、関係者が確認に歩き回っていた。
アイミーちゃんは助かったが、一緒にいた父親と兄弟は行方不明のまま。母親は海外就労者で不在だったという。(6日・インクワイアラー)