地方語カレンダー
[ 311字|2012.11.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方サンボアンガ市周辺で話されている地方語で、スペイン語の影響が強いチャバカノ語を保存するため、チャバカノ語によるカレンダー作りを地元のアラバール市会議員が計画している。
カレンダーの曜日や太陰暦の表示をすべて、チャバカノ語で表記すれば、ほとんどの家庭にカレンダーがあるため、地方語の保存に有効だという。
チャバカノ語の歴史は、ミンダナオ地方を植民地化したスペインが1635年、サンボアンガ市の港を建設した頃までさかのぼる。世界的にもユニークな言語だが、最近、話者が徐々に減ってきているという。
同議員の祖父ノニン・カミンス氏は、現在も使われているチャバカノ語辞書の編さん者。(11日・ブレティン)