ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 306字|2012.5.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
金鉱の軍駐留を継続
国軍当局者によると、国軍はミンダナオ地方南コタバト州タムパカンの部隊について、駐留を継続する。
タムパカンでは、サヒッタリウス鉱山社が大規模な金鉱山と銅鉱山の開発を計画しており、実現すれば産出総額59億ドルと、フィリピン国内で最大の鉱山になる。ところが、国軍と警察が開発反対派の住民を弾圧しているとして、地元の人権団体から、国軍の撤退を要求する声が出ていた。
また、タムパカンのダタルビアオ村には、サヒッタリウス社の撤退を要求する武装グループの指導者が潜んでいる、とみられる。
一方、南コタバト州政府は環境破壊の恐れがあるとして、条例で同社が計画する露天掘りを差し止めた。(4日、ビジネスワールド)